「川崎フットボールアディクト」

【速報レポート】J1 第18節 鳥栖vs川崎 死力を尽くした後半に逆転。粘り強く勝利をつかむ

■2点を先行される苦しい展開で後半へ
入り自体は悪くなかった。分厚くボールを握り続け、丹念に穴を探す作業を続けており、その作業がシュートで終わる場面を作れていた。
ただ、シュート自体はミドルレンジからのものが多く枠に飛ばせなかったのが残念。

PKを与えた場面は、ファール覚悟のエウシーニョのバックチャージで、浦和戦の遠藤航のことを考えれば退場にされていてもおかしくなかった。ただ、山本雄大主審は序盤からフエの基準が両チーム平等に緩く、一環していると言える。

惜しむらくはミスから与えた後半42分の2点目。高い位置でボールをロストするとなかなか難しい。

0−2で迎える後半の巻き返しに期待したい。

■交代采配もあり逆転
2点を追いかけるフロンターレは、後半頭から登里享平と中村憲剛を投入。試合の流れを一気に手繰り寄せる。

リズムがよくなった後半のフロンターレが次々とチャンスをつかむと、56分の谷口彰悟のゴールを皮切りにエウシーニョ、小林悠と連続ゴールが決まり一気に逆転。

4点目が取れそうな雰囲気もあったが、奪えないまま時間が経過すると、鳥栖がパワーを掛けて反撃に出てきた終盤に奈良竜樹を投入して試合を終わらせることに成功した。

試合終了直後、5選手がピッチに倒れ込む激闘の末、フロンターレが勝ち点3を手にしている。
(取材・文/江藤高志)

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