「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第23節 川崎vs札幌 中村憲剛の必然のポジショニングと偶然のゴールで先制。相手の戦いに乗った後半に苦しむが、2−1で勝利

■必然と偶然の先制点
課題は出たにせよ、結果として勝ち点3を手にできたことが全て。穏やかな表情の小林悠がそう口にする。

「今日はそれ(勝ち点3が取れたこと)がすべてだと思います。ああやって危ない試合でしたが、今日引き分けたらまた上位と離されてしまいますし勝ち点3を取れたということが本当にすべてだと思います」

結果にこだわる試合展開になった後半の試合展開は、前半の内容からは想像できないものだった。

札幌を等々力に迎えたこの一戦、フロンターレは小林の1トップに対し、2列目左から阿部浩之、中村憲剛、家長昭博を前線に並べる。これに対し札幌は最終ラインに5選手が並んでいたが、その札幌の守備に対しフロンターレはじっくりと穴を探すようにボールを回して攻撃を組み立てた。

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