「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第25節 川崎vs横浜FM 大島僚太の今季初ゴールなどが決まりライバルにリベンジ。無失点で勝ち点3を手にする

■試合を動かした大島僚太
先制点を決めた大島僚太は、嬉しそうだった。無軌道に走り出すと、目の前に立ちはだかるエウシーニョに抱きついた。満面の笑みだった。

14試合連続無敗かつ5試合連続無失点の横浜FMを等々力に迎えた試合は、思いがけず早い時間に動く。大島の先制点は前半14分に決まる。

立ち上がりから横浜FMは積極的にプレスをかけてきた。ウーゴ・ヴィエイラ、天野純の守備に始まり、サイドの選手が反応して囲い込みを図る。積極的なこの守備を、フロンターレ守備陣は余裕を持って剥がしてボールを持ち出し、横浜FMの守備を押し下げた。

相手陣内で進む試合に安心する一方、カウンターをきっかけにマルティノスがサイドから入れるクロスには一定の怖さがあった。取るか取られるかの我慢比べになるのは14節の対戦でわかっていた。だからこそ、大島が決めた先制点の意味は大きかった。

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