「川崎フットボールアディクト」

【速報レポート】ACL 準々決勝 第2戦 浦和vs川崎 後半まさかの3失点。2戦合計でも逆転負けでACL敗退

■先制点を守りきれず。車屋紳太郎の退場もあり、難しい前半となる
前半19分に貴重なアウェイゴールを奪い、フロンターレは巡航モードに入ったように見えた。今後のスケジュールを考えれば無理に前から奪いに行かず、ある程度落ち着いた試合運びで時間を経過させる方法は正攻法だろう。ただその時間帯に失点してしまったのはいただけない。ゴールを奪うことよりも無失点で終わらせることを優先させて失点したのはミスだったと言う他ない。

車屋紳太郎のプレーが一発レッドの判定を受けた事もあり、後半はさらに厳しい戦いになる。

ただ、考えようによればマージンはあと2点あるという言い方も可能だ。あと2点取られてやっと延長戦に入ると考えれば過度に悲観的になる必要はない。こういうときこそ強気で臨んでほしいところ。

■まさかの逆転劇
ありえない事が起きた、ということ。
冴えまくっていた鬼木達監督の采配もおかしければ、選手たちもどうにも腰が引けていた。相手の攻撃を受けるところまではいいが、それに対する反撃の術がなかった。
中村憲剛、大島僚太を交代で下げてしまった弊害は明らかだった。

まさかの逆転劇ではあるが、前夜に見せられた広州恒大の粘り強さがサッカーの本質を示していた。

もちろんフロンターレにも言い分はあると思うが、経験に学べなかったことが何よりも残念。ただ、まだまだ試合は続く。方向性は間違えていない。これからも、信じる道を進んでほしいと思う。

(取材・文/江藤高志)

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