「川崎フットボールアディクト」

【コメント】 ACL 準々決勝 第2戦 浦和vs川崎(小林悠)「このままチームがバラバラになるのを絶対に避けなければならない」

ACL 準々決勝 第2戦
9月13日(水)(19:30KICKOFF/埼スタ/26,785人)
浦和 4-1 川崎

◯小林悠
――先制するまでは完璧な展開かと思ってたんですが、そのあとにちょっと引いてしまったような印象を受けたんですが。
「1点取った後というか、10人になった時に2点目を取りに行くのか、守るのかのところで、みんなの意志としてはしっかり守ってカウンターのチャンスがあれば1点取ろうという形だったんですが、なかなか苦しい試合で、70分くらいまではがんばれたんですけど。最後のところでちょっと、あれだけ攻められてたら誰も責められないかなと思います」

――中村憲剛、大島僚太が交代で居なくなったことについて、攻撃面で難しくなったように思ったのですが。
「そこはしっかり、憲剛さんと僚太がいなくなった時にしっかり守りきるというみんなの、オニさんの意志とか、そういうのを読んで、みんなで意識を合わせてやれたんですが、守りきれなかったのは自分たちの力不足ですし監督の意図はみんな理解してやれてたんですが、選手たち全員の力の無さかなと思います」

――守備一辺倒になりすぎたかなという感じですか。
「そうですね。ボールをもう少し保持できればよかったんですが、ちょっと苦しかったですね」

――相手の勢いも感じましたか?
「それは感じましたが、先制点を取ってうまく試合を運べるかなと思ったんですが。はい、難しかったですね。でも本当に全員悔しい思いをして切り替えるのは大変ですが、これで本当にチームが悪い方に進むのだけは避けなければならないですし、また中2日でJリーグがあるわけで、この敗戦は、今日凹むだけ凹んで、また明日からは絶対に切り替えて。またチームをJリーグの方に頭を移さないといけないし、このままチームがバラバラになるのを絶対に避けなければならないので。それは自分が率先してやろうと思います。本当に悔しいですが、次に向かってやるしかないかなと思います」

――ああいう状況になった時に本来であればロングカウンターを打てれば良かったと思うのですが、そこのイメージはどんなものが?
「カウンターというところがあったんですが、前線はボクが一人になってボランチから守備をスタートさせて左右に振られて、オニさんも『悠のところは守備で追いかける時間がきつくなるし、交代あるからしっかりそこは守備の部分で走ってくれ』と言われていて。それに徹してたんですが、どうしても攻撃の時に力が出せなくて。それはでもチームとしてやることだったので、それは理解してましたし、ちょっと攻撃の時に力は出せなかったですね、はい」

――試合中に多少、清水戦のことは頭によぎったりはしましたか?先制した後に力をセーブするとかは?
「それはないです。それはまったくないです」

――相手の圧力が勝っていたというか、ベンチからも、引いて守るような指示もなかったと。
「そういうこともなかったです」

――ここで崩れたらダメだから、キャプテンとして大変なタスクになりますね。
「明日から、しっかり切り替えるしかないですね」

(取材・構成/江藤高志)

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