【レポート】J1 第27節 神戸vs川崎 重なった悪条件を乗り越えきれず、痛恨のスコアレスドロー
■大島僚太の負傷
できれば書きたくない話ではあるのだが、試合の行方を左右したという点で、この場面を書かざるをえない。後半56分の場面だ。
車屋紳太郎からのバックパスを受けた谷口彰悟がこれをコントロール。プレスを掛けてきた相手を外して持ち出すと、阿部浩之につなぎ、大島僚太へ。大島の眼前には十分なスペースが開けていたが、ボールコントロールに手間どり、最初の一歩目でスピードに乗れなかった。
この大島に対応したのが藤谷壮だった。フロンターレのパスワークを封じようとポジションを前目に代えており、その結果スピードに乗った状態で大島に体をぶつける事になった。この試合、フロンターレの選手との1対1をことごとく止めた藤谷は体の強さというよりは50m5秒台の快足で相手を先回りするディフェンスに長けているのだという。スピードに乗った状態で右側から当てられた大島は左足で踏ん張り、その直後に左足をかばうように倒れ込んた。大島を乗せたタンカは、ドクターの指示でそのままロッカールームへ直行。直後に森谷賢太郎が出番をもらうことになった。
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