「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第28節 川崎vsC大阪 CKから谷口彰悟が口火を切り大量5得点。負傷した2選手の穴を埋めてあまりある大勝となる

■意外な展開
もう少し苦労するのだろうと思っていただけに拍子抜けする試合結果だった。まさかの大量5得点は今季2度目で、鬼木達監督の体制下では最多タイの得点数だった。

試合後に中村憲剛がいい具合に力の抜けた表情でこんな感想を口にしていた。

「やってて間に顔を出しながらみんなも球離れ早くて、感触が良くて、点は取れるなと思ってました。本当に(自分たちのサッカーが)面白くなってきたなと思います」

プレーする選手が楽しいサッカーは、見ている観客にとっても面白いものであるのは当然のこと。序盤から見せてくれたフロンターレのサッカーは、見るものを心地よくさせる力を持っていた。ただそれでもC大阪はゴール前を死守しており、流れの中では崩しきれなかった。そんな時に力を発揮するのがセットプレーだ。前半19分に憲剛が蹴ったCKを谷口彰悟が頭で完璧に合わせ、フロンターレが先制に成功。

「素晴らしいボールを毎回毎回蹴ってくれるので。できればもっと取りたい」と話す谷口は「今シーズンに限っては得点に関しても貪欲になってきているので。そういったセットプレーが武器になれてきてるということは感じてます」と述べている。

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