「川崎フットボールアディクト」

【速報レポート】J1 第29節 川崎vs仙台 敗戦の瀬戸際から這い上がる。0−2からの逆転劇

■家長昭博が退場。さらに先制点を奪われ、厳しい展開に
なかなか厳しい。前から守備にくる仙台に対し、序盤はプレスを剥がしチャンスを作れていたのだが、ゴールにまでは結び付けられず。逆に時間の経過とともに仙台の守備をまともに受け始めてしまう。

仙台は前線のFWが入れる守備のスイッチに反応し、連動してフロンターレボールを囲い込みなかなか自由を与えてもらえない。

逆に仙台に分厚くボールを保持されてしまい、攻撃はカウンターに偏る形に。

悪い状態に拍車を掛けたのが、42分の家長昭博の退場で、前半終了間際に先制点をゆるしてしまった。

厳しい展開を跳ね返せるのかどうか。後半に期待したいと思う。

■諦めず、逆転勝利
言葉をなくすような試合だったというかなんというか。
まあ、涙もろい人は泣いちゃう結末となった。

後半立ち上がりからお互いに拮抗した展開ではあったのだが、60分の石原の追加点で0−2と追い込まれ、敗戦を覚悟。ただ、ベンチも選手たちも戦うことをやめなかった。

逆転の勢いをもたらしたのは、82分のエウシーニョのファインゴールから。
直後の84分に小林悠が同点弾を叩き込んでスタジアムの空気をおかしくさせ、それが87分の小林の逆転弾に繋がった。

フロンターレの3点はいずれもミドルレンジのシュート。

結局のところ2点を守りに入った仙台が、前に出るフロンターレの勢いを止めきれなかったということなのだろう。
それにしてもそう簡単に見られないような逆転劇を見せてもらった。

フロンターレは、死の瀬戸際から這い上がった。

(取材・文/江藤高志)

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