【速報レポート】J1 第31節 柏vs川崎 知念慶のゴールもあり、0−2から追いつくが勝ちきれず
■ピッチコンディションに試合内容が左右される前半は蹴り合いに
なかなか新鮮ですね、こういう試合も。
荒天のため、というよりは水はけの悪いピッチのため、30分順延して行われた柏戦は序盤から蹴り合いの試合に。
それはそれですごいと思うのは、両チームとも悪いピッチコンディションに順応した戦いだったから。技術水準が高くなければ実行できないサッカーで、両チームの工夫が見て取れた。ただ、内容的には見るものは殆どなかった。
終始柏が押し込む展開になるが、馬力のあるブラジル人選手がうまくボールを保持できたからで、サッカーの質という部分は語れないような展開だった。
0−0で折り返した前半を踏まえ、どういう試合運びを指示するのか。後半の戦いに注目したいと思う。
■執念を見せる
森本貴幸を入れて前線に起点を作る、という采配がハマり、後半はフロンターレペースで進む。ただ、CBにミスが連続しきっちり2失点。窮地に追い込まれる。
ピッチの悪さを含めても敗戦を覚悟する展開ではあったのだが、選手たちはここで諦めず、戦い続けた。
その結果として70分の知念慶、90分の小林悠のゴールが生まれた。
後半アディショナルタイムにも決定機はあったが、これを決めきれず。結局2−2で試合を終えることとなった。
(取材・文/江藤高志)