「川崎フットボールアディクト」

【レポート】プリンスリーグ関東16節vs流通経済大学付属柏高校戦 前半の2失点を挽回できず。1−3で敗戦

前半はそのままスコア動かず、1−2で迎えた後半は試合の大半を川崎U18が支配する展開に。左右の両サイドバックが思い切って高い位置を取り、サイドから攻撃を仕掛けて流経柏を揺さぶった。

前半とは違い高い位置を取れていたデューク・カルロスは目の前のDFをもう1枚剥がせればシュート、というところまでドリブルで仕掛けるのだが、あえて無理はせず。無理をしなかったのは「仕掛けてもその裏からカバーが入ってきそうで」と考えていたから。無理に仕掛けてロストするよりは、確実につないだほうが良いという判断は悪くはない。

そのカルロスは、流経柏の菊地が前半から自身のケアに付いていたと振り返る。「前半は(川崎U18の)CBと同じラインに並んでたんですが、相手の10番(菊地)が付いてきてて警戒されていました。その分カウンターを仕掛けていこうと思ってたんですが、後半は高い位置を取ったらそのまま付いてきました。だから前半から仕掛けても良かったですね」と話している。

分厚く攻める川崎U18ではあったが、その一方でシュートのところでは流経柏の球際の厳しさで自由にはさせてもらえず。同点ゴールはなかなか決まらなかった。そんな展開の後半85分。流経柏のCKの場面。これを関川が頭で合わせポストを直撃。この跳ね返りをつなげシュートに行った関川にスライディングでブロックしたプレーがファールを取られPKに。

これを決められダメ押し点となった。その後も川崎U18は流経柏ゴールを目指したが、紙一重のところで決まらず。試合はそのまま1−3で決着した。

「PKのところは残念ですが、それ以前にあれだけ外せばああいう流れになるのは仕方ないです」と早坂は話すが、実際に後半はチャンスを作れていた。同点ゴールさえ決まっていればどうなったかわからないが、なにしろ結果論なのでこれは仕方ない。

いずれにしても10チームが2回戦総当りの18試合で行われるプリンスリーグ関東は2試合を残すのみ。プレミアリーグ参入戦に進めるのは上位3チームに限られるが、川崎U18は現在参入戦圏内の3位に付けている。

なお次戦の17節は千葉U18を相手に12月2日にアウェイで。最終節は12月10日に前橋育英を相手に等々力で行われる。最終節は数少ない等々力開催の試合になるということと、かつプレミアリーグ参入戦をかけた大事な試合になりそう。だからこそぜひ多くのサポーターのみなさんにお越しいただき声援をお願いしたいと思う。

(取材・文・写真/江藤高志)

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