「川崎フットボールアディクト」

守田英正、守田100%でサポーターの気持ちを鷲掴み【新体制発表会見】

新加入の7選手の自己紹介は守田英正から始まる。

どのような挨拶になるのかと思いつつ、あまり期待しすぎてもかわいそうなので平常心で聞いていた。だからこそ、期待値の上を行くいい挨拶だった。

「こんにちは、流通経済大学から来た守田100%です」で話し始めた守田に釣られ、場内は大喜び。大学ではキング的キャラを演じていたというが「自分、一発目だったので、無難にやっても面白くないなと思ったので」と、あえて笑いを取りに行った。

「上手く笑ってもらえてよかったです」と話す守田は、「脱いでればベストだったんですが、さすがそれは無理なので(笑)」と報道陣を笑わせた。

あの一言で場を暖めた守田は「こういうイベントを通して(クラブの)一員になったという自覚は改めて芽生えました」と話す。ただ、「新体制前から体をハリすぎた」(100%ネタのこと)こともあり、ここからは自分の「キャラを取り戻す」ことが目標になると話すが、そのためにもプレーで見せたいと話していた。

見るものを引きつける魅力的なプレーはできないと自ら言う一方で、「泥臭く戦いたい」と述べた守田は、挨拶を「全タイトルを総なめできるよう、頑張りましょう」と締めくくった。「総なめ」という言葉の選び方にセンスを感じた。

(取材・文・写真/江藤高志)

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