2018.02.19

【プレビュー】ACL GS第2節蔚山現代vs川崎　泥臭くてもなんでも、とにかく勝利を。

2018年02月19日 23時14分　
カテゴリ：川崎アディクト • 試合プレビュー
タグ : 2018 • ACL • vs蔚山現代

■まずは1勝を
試合を前にしたスタジアムでの公式練習後、家長昭博が淡々とではあるが、しかし力強く口にした言葉がある。初勝利についての質問に対する答えだった。

「それは誰しもが思っていることで、どうにかして勝ちたい思いがあります。きれいには勝てないと思いますが、泥臭くはじめの一勝ができればなと思います」

泥臭くてもなんでもとにかく今季初勝利を掴みたい。チーム全体の勝利への欲求が凝縮され、家長の言葉に乗せて発せられたように思えて、特に印象に残った。

川崎フロンターレにとって、今季初の公式戦となったゼロックス杯からの消化試合はまだ2試合にとどまる。ただフロンターレが昨季のリーグチャンピオンだということ。そして何よりも、事実として勝てていないこともあり、どうしても聞いてしまうのが「勝ててないですね」という言葉だった。この言葉に少し不快そうに反応したのが大久保嘉人だ。

「オレはいいんですが、若い選手は気にするかもしれない」

つまりあまり勝ててない、という事実を強調しすぎてしまうと、チームが徐々に「勝てていない事実」に引きずられる可能性があるということ。無いはずの危機が、周囲から作られてしまいかねない、ということを心配しているかのようだった。

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