「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第2節 川崎vs湘南 小林悠のゴールを守れず。内容は悪くないだけに残念な引き分け

■湘南を圧倒した前半
ゴールが生まれた後半よりも、前半のサッカーの方が内容はよかった。湘南を敵陣に押し込め、守ることしかさせなかった前半だ。

湘南は守備時に最終ラインに5枚を並べ、徹底的にスペースを消してきた。川崎フロンターレの選手たちはそこに無謀に飛び込むことはせず、湘南のプレスを外しつつ、ボールを保持。必要なタイミングで勝負のタテパスを入れて湘南を揺さぶった。

もちろんボールロストの場面は発生したが、その瞬間にパワーを掛けて相手ボールを囲い込み、ボールを奪い返す。その流れを続けることでボールを保持し続ける分厚い攻撃を実現していた。

課題があるとすれば、その保持が必ずしも決定的な場面に繋がらなかったという点。すなわちシュートで終わる場面はそう多くなかったということ。ただ、それでも13分の家長昭博のドライブシュートや、16分の中村憲剛のシュートなど、湘南ゴールを脅かす形を作れていた。前半33分には2戦連続先発の知念慶が小林悠との連携で大きなチャンスを作っていた。

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