【レポート】J1 第3節 川崎vsG大阪 先制点の効果。試合をコントロールして賢く戦い、今季等々力初勝利
■コントロール
試合中、最も動き回っていた選手の一人が家長昭博だった。その家長が2−0で勝利したG大阪戦について次のように語っている。
「終始自分たちが試合をコントロールできましたし、失点もなかったですし、良かったと思います」
G大阪をホームに迎えた川崎フロンターレは、確かにボールを握っていた。ただ、試合を見ている限りではG大阪を攻めきれていないというような印象を持っていた。だから前半終了直後の【速報レポート】には次のように書いた。
【速報レポート】J1 第3節 川崎vsG大阪 ネットの右足で先制し、後半へ
https://www3.targma.jp/kawasaki/2018/03/10/post14434/
「分厚くボールを保持し続けるが、ゴールは決まらず。CKからエドゥアルド・ネットが右足で決めた先制点はあるにせよ、崩しきれないまま前半が終わった形」
ところが冒頭に記した家長のコメントを読むことで、前半のフロンターレが「崩しきれない」のではなく、「試合をコントロール」していたのだと理解できる。これは家長以外の選手も同じようなコメントを残しており、明らかだ。
例えば阿部浩之は次のように述べている。
「焦れずに動かすところは動かして。早い時間帯で先制できたからこそああいう回す時間帯もできた」
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