「川崎フットボールアディクト」

【レポート】ACL GS第5節 上海上港vs川崎 知念慶が意地の同点弾を決めるが、依然未勝利のGS敗退が決まる

■スカウティング通り
川崎フロンターレの前半の攻勢は、スカウティングを戦術に落とし込んだ結果によるものだった。

田坂祐介が彼本来のポジションであるサイドハーフとして久しぶりに出場し、上海上港守備陣を圧倒。またボランチでの初先発となった守田英正と、森谷賢太郎のコンビが上下動を繰り返し、敵陣深くボールを運んだ。

彼らが狙っていたポイントは、オーソドックスなものだった。

上海上港は、4枚で構成される最終ラインの前にツァイ・フイカン1枚を置くスタイルを取る。彼の両脇が空くのは必然的な現象で「相手の6番(ツァイ・フイカン)の脇が空くというのはスカウティングで分かっていた」と田坂は振り返る。

中盤に降りてパスを引き出し、攻撃にリズムを生み出していた大久保嘉人にボールが入った時、このツァイが食いついてきていた。

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