「川崎フットボールアディクト」

【レポート】ACL GS第6節 川崎vs蔚山現代 最終戦でも勝負強さは見せられず。ACLは未勝利のまま敗退

■良さが出せた2得点
直前に行われたリーグ戦の仙台戦からは全選手を入れ替えて臨んだ試合だった。連携面で難しさが出ることが予想されていた一方、チャンスをもらった選手たちにとってはアピールの場だった。だからこそ、試合開始3分の鈴木雄斗の先制点が試合展開を楽にさせた。

今季新加入の下田北斗は、初出場となったこの蔚山現代戦の先制点の意味について「最初に1点目が取れたのは、精神的にも(楽になった)。普段出られてないので、落ち着かないところで落ち着けて自信を持ってプレーできて、それはすごく良かったと思います」と話す。その言葉通りフレッシュなメンバー構成のフロンターレは、信条とするパスワークを主体としたサッカーを実行し続けた。

蔚山のチョ・ヨンチョルはフロンターレのサッカーについて「メンバーを代えて来たんですが、パスワークとかチームのやりたいことはメンバーが代わってもうまくやるという印象があって。あとは齋藤学のドリブル突破とかも上手かったです」と振り返る。この言葉が示すのが鈴木の先制点の場面で、齋藤学からうけたパスを赤崎秀平がダイレクトでリターンし、齋藤がドリブルで持ち込んで作ったもの。フロンターレらしさと齋藤の個人技が表現できていた場面だった。

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