「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第10節 鳥栖vs川崎 相手の弱点を突く攻撃で効果的に2得点。無失点で鳥栖に快勝

■鳥栖の弱点を突く
0−0で折り返した後半開始から、知念慶に代わり小林悠がピッチに。同じく後半55分に守田英正に代わりピッチに入った大島僚太と共に鳥栖ゴールに迫った。試合が動いたのはその大島の交代出場の1分後。タテへの意識と鳥栖の弱点を上手く突く連携から阿部浩之が上手く流し込んだ。

きっかけは中村憲剛からのタテパス。攻撃にスイッチを入れる強くて正確なパスが家長昭博に通ると、家長はこれをノートラップで浮かし気味にはたく。厳しいボールだったが、大島がこれを頭でつなぎ、最後は阿部がゴールにループで流し込んだ。流れるような連携と言うと聞こえは良いが、大島は素直に「別にあれはほぼ狙ってないので。単純に浮いてたので」と自らのラストパスの事情を明かす。ただそれにしても大島は「外に阿部ちゃんいるかなというくらいで」と述べてなんとなく阿部が居そうなポジションにそらすことを意識していたのだと話す。

そもそも大島があのポジションに入り込んでいたのは鳥栖の弱点を突くことを意識していたからだった。

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