「川崎フットボールアディクト」

【プレビュー】J1 第14節 柏vs川崎 万全の準備で敵地へ。悪い流れを断ち切る試合を期待

■焦ることではない
阿部浩之が、2試合連続無得点について聞かれ「よくあること」だと話していた。そんなに驚くことではない、というスタンスだった。落ち着いた対応だった。

とはいえ傍から見れば、川崎フロンターレにとっては厳しい状況だ。過密日程の西日本2連戦を含む3試合で3連勝し、いい状態でホームに帰ってきたにも関わらず失速。等々力での浦和、FC東京の2試合で2連敗してしまった。

浦和戦では流れの中から。FC東京は今季課題と言われていたセットプレーから共に2失点ずつ。さらに言うと両試合とも無得点という結果に終わった。攻撃が機能せず、安定していたと考えていた守備がグラついている。

浦和戦で退場したチョン・ソンリョンが出場停止のFC東京戦は、新井章太が出場したGKを含め7選手が入れ替わり試合に臨んでいる。FKから2失点したそのFC東京戦は、逆の見方をすれば流れでは失点しなかったという言い方もできる。ディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑の特徴を最大限に活かしたカウンターを受けていたが、彼らの特徴で失点したわけではないということについては特筆しておくべきであろう。流れの中で2失点した浦和戦を修正できていたという意味では進歩しているという言い方が可能かもしれない。

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