「川崎フットボールアディクト」

【#オフログ】大久保嘉人が移籍の挨拶

大久保嘉人が、ファン感開始前に挨拶を行った。とにかく泣かないように気をつけたと振り返る大久保は、泣きたくないから「井川に前振りでおもしろいことを言っておけよ(笑)」と話していたという。

その大久保の前に挨拶に立った井川祐輔は、イースタンとの来季の契約延長を等々力のフロンターレサポーターの前で初めて公表。その流れで「4番が空いたらしいですね」とサポーターを笑わせていた。

ステージを降りた大久保は、今年のファン感で担当するはずだった韓国料理の店舗に顔を出し、謝罪とともに挨拶をして記念写真に収まり、それからメインスタジアムの控室に戻って行った。その間、数多くのサポーターが大久保の姿を見つけ「嘉人!」と声がけしたが、罵声は一つも聞かれなかった。唯一あったのが「半年しか使えなかったぞ!(笑)」と大久保のユニフォームを掲げた男性だったが、怒りの感情は皆無でいたずらっ子に苦笑いで苦言を呈する、というような口調だった。

本人も挨拶していたが「出戻りで戻ってきて、半年で出るのはちょっと申し訳ないなと思いました」というのはそのとおりであろう。本来であればブーイングで迎えられてもおかしくないが、そうしないのがこのクラブの特異なところ。スタジアムが長い年月をかけて作ってきたクラブカラーということなのだろう。

今日から練習が再開していながらも、快く送り出してくれたジュビロ磐田に感謝しつつ、これからの活躍を期待したいと思う。ちなみにリーグ戦で磐田と当たるのは最終戦だ。全く見たくないが、元気に活躍していたらそれはそれで嬉しいと思う。

(取材・文・写真/江藤高志)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ