「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第22節 川崎vs鳥栖 限りなく勝利に近づいたドロー。悔しい勝ち点1

■攻撃を評価したい
試合後、「権田修一、文句なしのMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)ですね」という声がそこかしこで聞こえてきた。確かにこの試合、権田が目立っていたのは間違いない。公平に言って、もっともこの試合を動かしたのは権田だった。川崎フロンターレが圧倒的に勝利に近づいていた試合を、彼のセービングで引き分けにした、という見方はもちろん可能で、結果を左右させたという判断をすれば権田にMOMを与えることに正当性はあるように思える。

ただ個人的に、守り倒すことに価値を見出すのは違うのかなとも考えている。結果的にスコアレスドローで決着したが、内容で言えばフロンターレの一方的な試合になっていた。フロンターレは勝てなかったにせよ、個人的にはワンサイドゲームになったことを褒めたいとの思いが強い。そう考えた時に、MOMは大島僚太か守田英正のどちらかを推したいと思った。途中交代した中村憲剛とともにこの試合を動かしたのは間違いなく彼ら中盤の3選手だった。

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