U19日本代表に招集された宮代大聖「結果を出したいですね」【ニュース】
メキシコ遠征を行うU19日本代表が9月3日にU19ベトナム代表と親善試合を行った。フロンターレからは宮代大聖が招集されており、取材してきた。
ベトナム代表戦自体は0−0で折り返した後半開始直後の47分に久保建英が蹴ったFKを菅原由勢が合わせ、先制。さらに81分にはCKを三國ケネディエブスが頭で決めて2−0とし、そのまま勝利している。
宮代は試合終了間際の85分に久保に代わりピッチに。プレー時間が短かったこともあり、ほとんどプレーには関与できなかった。
試合後の宮代に、ベンチから見ていた前半について聞いたが「(ベトナム代表は)球際とか五分五分の勝負にこだわっていたというか、そこで負けないというか。日本が相手だからということもあると思いますが、自分たちはもちろんですが、相手もプライドを持ってやっていたと思います」と振り返りつつ「もっといなせれば相手はもっと落ちてくると思います」と話していた。
ただチーム自体は、招集各選手ごとにコンディションが違う寄せ集め状態にあり、コンビネーションなどもこれから作り直す必要があった。そういう意味では試合がまとまりを欠くのはやむを得ないとも言える。
明日4日に日本を発ち、メキシコに移動して3試合を行うU19の中でどうアピールしたいのか、という点については結果を残したいと次のように話してくれた。
「自分自身は今回、結果を出したいと思っていますし、このチームでも前線で起点となってさばくというところで自分の特徴を出したいですし、FWとしては決めきるということ。それをこの遠征ではこだわってやらないといけないと思ってます」
今回の遠征ではU19メキシコ代表、U19ブラジル代表、U20クラブ・アメリカとの3戦が予定されており「強い相手の中でどれだけ通用するのか。ブラジルとか、そこは楽しみな部分もあります」と意気込んでいた。
U20W杯のアジア最終予選を兼ねたU19アジア選手権が10月19日の北朝鮮戦で幕を下ろすが、この最終予選のメンバーに入るためにもアピールが必要な状況にある。特にルヴァンカップ開催のタイミングにこのメキシコ遠征がかかってしまい、チームでアピールできなくなってしまった。そういう背景もあり、とにかく結果を出したいと繰り返していた。
どのような経験と結果を持ち帰ってくれるのか。期待したいところだ。
(取材・文/江藤高志)