「川崎フットボールアディクト」

【レポート】J1 第32節 C大阪vs川崎 またしてもC大阪に敗れるが、価値ある連覇を達成。

■優勝は優勝
1年間の積み重ねの結果なのだから、喜べばいいと思う。もちろん尾を引くような負け方だから心の底からは無理かもしれない。たとえば知念慶は「去年の優勝と違いすぎて後味悪いところはあります」と話すほど。目の前の試合に勝つことを目指してきたチームだから、その思いはよく分かる。ただ、知念はこの言葉に続けて「でも一年間積み上げてきたものが今日の結果になったので。それは素直に嬉しいなと思います」とも話している。

小林悠が話していたが「シーズン通しての負けのタイミングがたまたま今日だっただけ」というだけのこと。リーグ戦なのだから、こうした結末も長い歴史のエピソードの一つに過ぎない。勝てば文句なく優勝、という試合でまたしても勝てなかったのだから勝負弱さは相変わらず。それでも連覇できたことを誇ればいいと思う。もし、心の底にちょっとしたわだかまりが残っているなら、それを来季の糧にすればいい。スッキリはしないが、優勝は優勝だ。

それにしても、難しい試合だった。まずは長かった芝。これはスタンドからでもわかるレベルで、守田英正は「アップでも多少動きが変わったり、トラップのところで少しストレスがかかったりはありました」と振り返る。その守田は「相手も同じなので」と言い添えるが、チームごとにプレースタイルが違っていることを考えれば、やはり合う合わないはある。フロンターレのようにパスを多用するチームには長過ぎる芝は不利に働く。チャンピオンチームとして戦うことで受けるリスペクトの一つだった。

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