鹿児島とたこ焼きとTENGA(海江田哲朗)【J論】

「川崎フットボールアディクト」

【#オフログ】高円宮杯U15選手権大会準決勝。川崎U15対FC東京深川

高円宮杯U15選手権大会の準決勝2試合が、西が丘で行われた。

ツエーゲン金沢U15が浦和レッズジュニアユースをPK戦の末に下した第1試合に続き、川崎フロンターレU15がFC東京U15深川と対戦する第2試合目が開催された。

ショートパスを武器に丹念に敵陣に歩を進めた川崎U15に対し、FC東京深川はゴール前をガッチリ固め、川崎U15にいい形でシュートを打たせず。

FC東京深川は強さとスピードのある2トップをシンプルに使い、カウンターで川崎U15を脅かした。ある意味トップチームの対戦でよく見られるような試合は一進一退の攻防が続いた。

そんな試合の流れが変わったのが、前半37分の先制点。FC東京深川が彼らの2トップのストロングポイントで決めたこの先制点で試合は動く。

川崎U15を率いる長橋康弘監督が試合を振り返り、言及したのがこの1点目の部分。

「前半には自分たちが理想としているサッカーというか、ボールを大事にというところでできていました」と話すが、それを変えざるを得なかったのが最初の失点だったという。

「得点されてからちょっと自分たちが思うような展開にならなかったというか。逆に押し込まれてカウンターというところで、弱点が出たかなという試合でした」

川崎U15は1失点であれば跳ね返せるだけの地力はあるチームだが、この失点で難しくなったと話すのが小室愛樹だ。

キャプテンで、ボランチに入り中盤でパスを引き出し、さらに攻撃の起点になっていた小室は失点により「自分たちがじわじわとパスをつないでいく、というよりも、一発相手のミスをねらって放り込んで、というサッカーに変えてしまって。そこから崩れてしまった、感じですかね」と悔しがる。

前に出た結果、その裏を突かれた川崎U15はカウンターから連続失点。後半40分(この大会は40分ハーフ)までに0ー4と大差をつけられてしまった。

そんな一方的な展開の試合で一矢報いたのが田中幹大だった。

後半ATの80+2分にパワープレーで前に出ていた田鎖勇作からのパスを受け、冷静にゴールに蹴りこんで1点を返した。

3点差とした川崎U15はもう1点を奪いに前に出るが、追加点は奪えず。1ー4の大差での敗戦となった。

「完敗です」と試合を振り返る長橋監督はこの1年間の選手たちについて「すごく成長を感じましたし、だからこそ、勝たせたかったです」と悔しそうだった。

U15としてのラストマッチとなった小室キャプテンは悔しさと向き合いつつ「来年からは1年生からユースの試合にどんどん絡んで行けるよう、アピールもそうですし、自分自身の成長もたくさんしていかないといけないなと思います」と来年を見据えていた。

また田中も後半ATに決めた1点を振り返りつつ「ああいうところで決められる選手になることが大事なので、次に繋がる一点だったと思います」と話していた。

序盤の内容だけを見ていれば、これだけの大量失点になるような対戦ではなかったのだが、相手の特徴を上手く消せなかったことが試合を分けてしまった。

負けてしまいはしたが、過去最高の成績だ。卒業する3年生は胸を張って次のステージに向かって欲しいと思う。また、後輩たちは来年以降、今年の結果を上回れるよう、努力してほしいところだ。

(取材・文/江藤高志)

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