「川崎フットボールアディクト」

中村憲剛「あからさまに来る相手をどう上回って倒していくのか」/J1 第2節 川崎vs鹿島【試合後コメント】

○中村憲剛
「(鹿島が)割り切ったサッカーをしてくるところまで自分たちが来ている。本気で守ってくるプロの人達を相手にどう崩していくのかというのは、セットプレーもそうだしミドルシュートもそう。崩しもそうですが、そこは自分たちが突き詰めて行くしか無いなということを改めて感じてるので。
やっぱり開幕して3試合、5試合くらいはどこも勝ち点を拾いたいので固く来ますし、ましてやここはぼくらのホームなので。ぼくらが攻勢に出るのはある程度、向こうも織り込み済みだと思うので。そうやってあからさまに来る相手をどう上回って倒していくのかというのはぼくらに必要なことだと思うので。そこまでリスペクトしてくれてるのは去年と一昨年の結果ゆえだとは思いますが、それに抗えないようだと3連覇は到底到達できないので。今日もそうですしこの前の試合も決めてるところを決めてれば2連勝で終わったよねというところで。けど、課題がうやむやになるところもあるので。課題を見つけてやっていくしか無いというのありますね」

――去年とは違うリスペクトを受けて戦うのは去年とは違った難しさと楽しさがあるのでは?
「楽しくはないですよ。勝ち点3がほしいですし、1じゃ満足できないですし。だからそこに新しい選手が入ってきたり、エウソンが抜けたり、そういう化学変化が起きつつある中で、自分たちらしさを失わずにやれていることについてはプラスにとらえていいと思いますし、あとはどんどん入ってもらうしかないと思います」

――金曜日に満員です。
「本当にありがたいの一言です。金曜日に、平日に完売するというのはJリーグ側としても嬉しいことだと思います。もちろんキャパの問題はありますが、それでもいままで平日に満員になることは、なかったので。しかも春先に。それは自分たちの結果がそういう人たちを呼んだ、という期待を込めたところもあると思うので。そういう意味ではその期待に答えられていないというのは、選手としてはものすごく悔しい気持ちです。けど、また来てくれるようなサッカーをやれるように平日でも土日でもやれるように。頑張りたいと思います」

(取材・構成/江藤高志)

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