「川崎フットボールアディクト」

【Days of eveRYOne】サッカーの違いと、学んだ事

フロンターレユースの今野章監督からは、サイドバックが高いポジションを取って攻撃に重きを置くよう指示されていました。左サイドバックが上がれば、右サイドバックが内側に入ってカバーすればいい、という発想だったため、サイドバックだったわりに守備はそこまで気にしていませんでした(それでもちゃんと守る時は守ってました)。

ところがVCUのサイドバックが求められるものは全く違っています。守備ありきなのです。

それが最初は凄く嫌でした。 ワガママなのはわかっていますが、選手にだって納得できない時だってあります(笑)。

ただ試合に出てなんぼの世界。自分の考えや、自分はこれだけのことがやれるんだ、というようなプライドは捨てて監督の言ったことは全部やってやりました。どんなに理不尽な事でも訳がわからないと思った時でもとりあえずその通りに動き信頼を勝ち取ることを優先させました。

その上で自分のやりたいことをミスせずにやる。

だって監督が言ったことを全部守ってれば文句はないはずだからです。

基本的に監督はサイドバックのぼくにはそんなにリスクを背負って前に上がって欲しくありません。でもそんな問題は体力と走力で、しっかり戻ることで難なく改善。今ではオーバーラップする事に対して何にも言われなくなりました。

そうした中、ここに来て学んだことが1つあります。
監督という存在はそのチームおいて「全て」だということ。

いい監督でもわるい監督でも監督が言ったことがルールになり監督が決めた選手が出場する、ごく普通のことですがそれがスポーツ界においての鉄則です。これはおそらく社会に出ても同じことだと思います。

今やってるサッカーが自分がしたい理想のサッカーかと言われたら「100%はい、そうです」とは言える自信は正直ありません。

ただ選手として上を目指す以上試合に出続けることが絶対条件。自分のやりたいことと、現実の狭間で今ももがきながら楽しんでいます!

P.S.
ちなみに監督は素晴らしい方です。 いろいろと書きましたがまあまあ仲良しです。たぶん大丈夫です(笑)。

島崎 竜

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