「川崎フットボールアディクト」

【Days of eveRYOne】文武両道が求められる大学スポーツ


スポーツ面でのサービスも、学業同様手厚いです。たとえばサッカースパイクはもちろん、ランニングシューズ、スリッパ、練習着、バック、手袋、普段着なんかも提供してくれます。必要であらばコンタクトレンズだったり本当になんでも揃えてくれます。シューズも壊れれば新品に変えてくれます。遠征費、遠征先での食事代など、まずスポーツをやる面でかかるお金はありません。

医療設備も完備されています。VCUには大学内に専用の病院があるので、ケガをした場合も適切な措置をその場で行うことができます。レントゲンの設備まであります。ぼくも何回か試合で負傷したことがありますが、病院施設に直行してレントゲンを撮って治療してもらいました。とてもスムーズでした。

もちろん手術が必要な場合はVCUの大学病院で優先的に行ってもらえます。もちろん医療費も無料です。必要であれば親不知も抜いてくれます(笑)。

シーズン中は週に一回マッサージ師が大学に来てマッサージをしてくれます。また、トレーナーも24時間コミュニケーションが可能で授業の合間を縫って体のトリートをしてくれます。栄養士とのミーティングも毎週一回あってどういうものを食べてどうしたほうがいいというようなアドバイスを受けられます。

こういったシムテムは全て学生が選手として最大限の力を発揮できるように大学が用意してくれるものです。ただその分選手達の責任は大きいですし言い訳は通用しません。

ここ住んでいて一つ感じることがあります。「アメリカでの学生選手の価値はアメリカ人にとってはかなり高い」ということです。どういうことかというと、アメリカで大学のロゴを背負って闘うということ自体がとても光栄なことなのです。なので目的のスポーツがあるからと、大学のレベルを大幅に下げて入学することも稀ではありません。そのくらい大学スポーツに人気があるということです。その部分では日本とは雲泥の差があります。

その人気が、学生選手への責任や期待度となっているようです。

今後YouTubeの方で実際のミーティングや家庭教師との学習の様子などを紹介していきます。YouTubeの方もよろしくお願いします。

島崎 竜

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