「川崎フットボールアディクト」

知念慶、阿部浩之が今季初ゴール。無失点の守備陣とともに初勝利を喜ぶ/J1 第5節 松本vs川崎【レポート】

J1 第5節
3月31日(日)(14:03KICKOFF/サンアル/18,563人)
松本 0 – 2 川崎

■先制点の知念慶
圧倒的な試合展開に、結果をもたらしてくれた一人が知念慶だった。

前半終了間際の44分。左サイドの登里享平からのクロスに飛び込み、頭で合わせた先制点で試合を動かす。

「ダイビングヘッドは結構得意なので。あの場面では頭しかなかったと思います」と自らの得点を振り返る知念は、ゴールをお膳立てしてくれた選手たちへの感謝の気持ちとともに喜びを口にした。

「ノボリくんからいいところにボールが来たので。憲剛さんもニアで潰れてくれましたし、自分もタイミングよく入れたので。練習から狙い通りの形で取れた。すごく嬉しかったです」

その知念は、序盤から体を張ったプレーで攻守にチームに貢献している。ボールサイドに顔を出してクサビのパスを引き出し、背後にディフェンダーを背負いながらもこれをキープ。周りの選手が攻撃参加する時間を作り出し、前方にボールを運ぶきっかけとなった。守田英正は知念とのプレーについて「やっぱりやりやすいですね。やってる時間が長いということもありますし」と話している。表向きは圧倒していた試合ではあったが距離感的に難しさを感じていたという守田は、そうした試合にリズムを作ってくれたのが知念のポストプレーだったと振り返る。

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