「川崎フットボールアディクト」

戻ってきた感覚と反省の2失点。底力を示しての引き分け/ACL GS第4節 川崎vs蔚山【レポート】

ACL GS第4節
4月23日(火)(19:00KICKOFF/等々力/9,812人)
川崎 2 – 2 蔚山

■小林悠の先制点
試合後、ミックスゾーンで取材対応していた大島僚太の肩を通りがかったキム・ドフン監督が軽くたたいた。その仕草から、してやられたというような感情とねぎらいや敬意が込められているように見えた。

プレビューにも書いたが、キム・ドフン監督は試合前、フロンターレの選手としては唯一大島の名前を口にしている。それだけ警戒していたという事だが、そのわりに、前半8分の場面では彼に自由を与えてしまっていた。CKからの流れの中、ぽっかりと空いたスペースにポジションを取っていた大島にパスがつながる。

「最初はシュートも考えましたが、フリーっぽくみえたところで、より確実にと思いました」と話す大島は「誰かが動いてるな、というくらいでした。けど動き的に悠さんかなと思いました」と判断して小林に正確にパスを付けた。

パスを受けた小林はトラップからのよどみない動きでここしかないというコースにシュートを突き刺した。

これが今季公式戦初ゴールとなった小林は「点を取れないときも家族が支えてくれましたし、サポーターも応援してくれてたので。そういう人たちに少しでも早くゴールを見せたかった」と話すと勝てなかったことをくやみつつも「個人的にはホッとしてます」と振り返っていた。

(残り 1930文字/全文: 2502文字)

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