【速報レポート】J1 第10節 川崎vs仙台 今季最多の3得点で勝利
■脇坂泰斗2アシスト。2−0で後半へ
選手を固定できないチーム事情の中、連携が心配される試合は序盤かららしいパスワークで仙台を圧倒する。
リーグ戦初先発の脇坂泰斗は、大舞台にものびのびとプレー。ボールサイドに顔を出し続け、前線で起点となった。
これが復帰戦となる守田英正も悠然としたプレースタイルで中盤を落ち着け、ファイタータイプの田中碧の守備を助ける。
加入後初出場のジェジエウも持ち前の身体能力を活かして仙台の攻撃陣を封じている。
先制点は前半13分。守田がジャーメインからのプレスを外して田中につなげ、脇坂を経由。ラストパスを受けた小林悠がこれをきっちり決めた。
37分にも脇坂が巧みなドリブルで相手をずらし、ラストパス。これを長谷川竜也が押し込んで2点目となった。
脇坂は前半だけで2アシストを記録する活躍を見せている。
■追加点は1点にとどまる
後半開始から5分後ほどで長谷川と齋藤学がサイドを入れ替わり、左右のサイドで仙台を押し込む。
後半53分に長谷川の仕掛けをファールで止めてPK。これを小林が決めて3点目を奪う。
左サイドに移った齋藤は、蜂須賀孝治をベンチに追いやるが、交代出場の大岩一貴に1点を返されたのは誤算だった。
試合はその後、仙台の時間帯も作られたが、2失点目は許さず。
逆に試合終盤のビッグチャンスで追加点を奪えなかったのが悔やまれるところ。
いずれにしても今季最多の3得点で勝利した。
(取材・文/江藤高志)