「川崎フットボールアディクト」

脇坂泰斗、小林悠の決定機も生かせず。大島僚太の負傷交代もありスコアレスドロー決着/J1 第18節 川崎vs鳥栖【レポート】

J1 第18節
7月7日(日)(19:03KICKOFF/等々力/22,533人)
川崎 0 – 0 鳥栖

■ボール支配率
スコアレスドローに終わった試合について、鳥栖の原川力は「1失点したらちょっときつかったと思います」と振り返る。つまりそれだけ鳥栖には攻め手がなかったということ。最終的に勝ち点1を持ち帰れたのだから守備ありきの鳥栖の試合運びは戦略的には正しかった。

その鳥栖は自陣深いところでボールを回す時間が長かった。両サイドバックがポジションを上げ、CBが左右に開いた中央に原川がおりてパスに加わり、無理せずフロンターレのプレスを待った。

「もう少しくるかなと思っていました」と話す原川は「もう少し来させてフェルナンドと夢生くんとか、イサックとか個人で打開出来る選手がいるので。4対4の状況を作りたかったんですが、あまり来なかった」と試合を説明。

フロンターレの特徴の一つが前線からの守備にあることは周知の事実で、鳥栖はそれを引き出そうとしていた。しかし、フロンターレは前半途中に前からの守備を断念。無理に前から行くことをしなかった。

この点、脇坂泰斗は「最初、悠さんとぼくが行って後ろがついてこないというシーンが何回かあったんですが、話し合って下がるところは下がるというところで、行くところはみんなで連動して行くというのが前半の途中からできていた」と解説。また「相手もつなぐ気はなくなったと思いますし、途中から蹴ったりもしてたので。そういうところは(無理に前から行かず)良かったかなと思います」と述べている。

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