「川崎フットボールアディクト」

馬渡洋樹が加入初日の練習を終える【麻生レポート】

12日に、期限付き移籍での加入が発表された馬渡洋樹はその12日の練習からチームに合流。汗を流した。加入の直接の理由は長期離脱の藤嶋栄介の負傷によるもの。GKに関しては4人で回したいという現場の意向もあり、今回のオファーとなった。

移籍の経緯について馬渡洋は次のように振り返る。

「まず、代理人の方から相談があると言われて。1週間くらい前ですが、川崎フロンターレがGKがケガしたからGKを探しているということを聞いて、からです」

話を聞いた馬渡洋は「その日中には行きたいですということで、伝えました」という。そこから手続きが進み、12日は朝9時の飛行機で羽田空港に到着。そのままJリーグに登録用の写真を撮り、昼を食べてそのままチームに合流し初練習となった。

初練習後の感想については「最初はまあ緊張してたんですが、選手のみんなが馴染みやすいということで優しく接してくれたので」と話しつつパスの精度や技術の高さを感じたという。

なお、得意なプレーはパントキックということで「そこを見てほしい」とのこと。

最後に、愛媛とフロンターレ両チームのサポーターに向け、以下のコメントを寄せてもらった。

「愛媛のサポーターの方々は、大学卒業して最初のチームでお世話になったと思いますし、シーズン途中で抜けるのは申し訳ないんですが、成長したいという思いが強かったので、決断しました。
川崎のサポーターさんには、移籍も初めてでわからないことだらけですが、精一杯頑張って。力になれたならと思います」

ちなみに今回チームメイトとなった同姓の馬渡和彰との親戚関係については、両者とも長崎の壱岐対馬の方にルーツがあるということで「もしかしたらあるかもしれませんが、わからないです」とのことだった。


話は変わるが、12日から奈良竜樹がピッチを走り始めている。
体を動かしたのは昨日からだが、芝の上を走ったのは今日からだとのこと。このまま膝の経過を見つつ、回復の程度を判断し、復帰時期を探ることになるとのこと。

4月26日の練習中に負傷していた奈良は左膝内側側副靭帯損傷、内側半月板損傷のため、5月2日に手術。全治はそこから4ヶ月程度を要する見込みとされていたが、このまま経過が良ければ前倒しの復帰もありそうだ。

なおこれは余談になるが、川島永嗣が12日に麻生に顔を出している。挨拶をしに来ただけだということで「特に何もしゃべることはありません(笑)」とクラブハウスを後にした。

最後にお詫びを。
昨日、強化部の話として、この夏は新たに選手を獲得することは考えていない、という内容の原稿を書いたばかりだが結果的に誤報となってしまいました。お詫びして訂正させていただきます。

取材日から時間が経過しており、その間に変化した状況に合わせ、最終確認を怠ってしまったこちらのミスでした。

(取材・文・写真/江藤高志)

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