「川崎フットボールアディクト」

起用に結果で応えた選手たちがライバルに走り勝つ。鬼木達監督の采配が光る好勝負に/J1 第19節 FC東京vs川崎【レポート】

J1 第19節
7月14日(日)(19:03KICKOFF/味スタ/42,401人)
FC東京 0 – 3 川崎

■特徴を引き出し合う
試合前に阿部浩之は「楽しんだらいいと思うし、多摩川クラシコ、ダービーということでそんなに固くならんでも。楽しんでいいプレーできた方が勝てると思うし、それくらい余裕があってもいいかなと思います」と話していた。

その阿部は、決定的な3点目をらしいコントロールシュートで決めた試合後「全員が正直特徴を出せれば絶対に強いと思いますし、そういうのを今日は出せたと思います」と述べて勝利した大一番を振り返っている。

個性を持つ選手が集まり、努力して試合に出られる水準に到達。その選手たちの特徴がポジティブに絡み合うことでハイレベルな試合を実現できるのだと、それを証明できた試合だった。

良さを出し合えたプレーの筆頭が後半54分の2点目であろう。試合中、隣席で取材をしていた後藤健生さんが思わず両手をあげたこのゴールは個性が詰まったものだった。

(残り 3573文字/全文: 3994文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ