「川崎フットボールアディクト」

どんな経験を積めるのか楽しみな一戦。もちろんやるからには勝ちたい/ワールドチャレンジ2019 川崎vsチェルシー【プレビュー】

■4年前の衝撃
チェルシーとの一戦について、鬼木達監督は2015年7月のドルトムント戦を引き合いに出し、経験の場になるのではないかと話す。

「前にドルトムントと戦ったときに完敗はしましたが、そこでいろいろな選手が経験を積んだことで、そこから伸びていったというのもありますので。いろいろな選手に経験させられればなと思います」

4年前のドルトムント戦は、0−6という衝撃的なスコアによって、チームにショックをもたらしている。ただ、そのショックはチームにプラスに働いたと小林悠。

「オニさんとも話しましたが、その時いた選手がみんな衝撃というかショックを受けてて、その次の練習からみんなの意識が変わった。それはぼくもすごく覚えていて。それくらい本当に一人ひとりの意識が変わる戦いだと思うので。チェルシー戦も若い選手が体験することで、これからのサッカー観が一気に変わることがたくさんあると思う」

谷口彰悟もドルトムント戦については衝撃という言葉を使う一人。

「あのときもだいぶ衝撃的な試合だったので覚えてますが、あそこからこういうことが普通なんだなということを感じてトレーニングに入った」のだという。

今回のチェルシー戦については「自分たちが良い距離感だと思ってた距離が向こうからしたら取りやすい距離だったり。逆に自分たちが遠いなと思う距離感が普通だったり。そういう感覚の違いは必ずあると思うので、そういったものを一つ一つやりながら、感じながら。でもその中で自分たちがどう攻略していくのかを楽しみながらやりたいなと思いますけどね」と話している。

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