「川崎フットボールアディクト」

【速報レポート】J1 第23節 仙台vs川崎 後半2失点も、かろうじて引き分けに


■阿部浩之が先制点を奪取。1点リードで後半へ
仙台は開始早々の3分に関口が負傷交代。その影響があったのかどうかは定かではないが、ここ最近のフォーメーションとは違い、3-3-2-2というか、3-5-2というか、5−3−2というか。いずれにしても最終ラインの真ん中に3枚を並べる布陣を取った。
これは3バックの相手に苦戦してきたフロンターレの直近の戦いぶりを考えれば、わかる対策だと言える。

ただ、今日のフロンターレは、やらせないという仙台の対応の上を行く連携で、主導権を握り、ボールを前に運んだ。

試合が動いたのは前半23分。田中碧が個人技で持ち出したボールを、阿部浩之にパス。阿部がこれを決めてフロンターレが先制点を手にする。

反撃に出る仙台の攻勢をしのぎつつ、バイタルエリア付近まではボールを運ぶフロンターレは、追加点までもうひと崩しほしいところ。

後半の修正に期待したいところ。

■ドロー決着
追加点を狙った後半開始早々の54分に、ロングボールを長沢駿に運ばれ、同点ゴールを喫する。攻めきれないフロンターレは、64分にも長沢に追加点を奪われ、逆転を許した。

堅守の仙台を攻めきれないまま時間が経過した79分に、マギーニョからの左足クロスを長谷川竜也が頭で合わせ、同点に追いつく。再逆転に向けてパワーをかけるフロンターレだったが、あと1点が遠かった。

敵地での2失点が悔やまれるドローとなった。
(取材・文・写真/江藤高志)

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