「川崎フットボールアディクト」

目を揃え、強気を忘れずに、難敵を迎え撃つ/J1 第25節 C大阪vs川崎【プレビュー】

直近5戦未勝利ということで、長いトンネルを走るフロンターレではあるが、出口もわからず走り続けている、ということはない。

ここ2試合はともに先制しており、手応えが悪いわけではなかった。もちろん2試合とも逆転を許しており、稚拙な戦いぶりを見せてしまったのは間違いないが、先制しているという事実に加え、終盤に追いついた勝負強さを示したという意味で試合結果を前向きに捉えることもできる。勝てていないことを嘆くよりも「ポジティブに。勝ち点は一応積み上げられてるし、幸い上位とは離れてないし。あと10試合あるし、自分ら次第でどうにでもなると思うので。がんばりたいです」という阿部浩之の言葉を提示したい。

今節を含めてリーグ戦は残り10試合。まさに負けられない試合が続くことになるが、そんなフロンターレが今節対戦するC大阪は、2017年のルヴァン杯決勝で敗れて以降、公式戦で5戦勝てていない難敵だ。一つも負けられないこの苦境を自分たちの力で切り開くにはいい相手だとも言える。

下田北斗は「一つ勝てば流れは変わると思うし。そこに向けて今週もみんなで努力してますし、それをピッチでうまく出せればなと思います」と話しており、その成果を見せてもらいたいと思う。

そんなC大阪戦に向けては以下の2点に注目したい。

ポイント1「目を揃える」
ポイント2「強気で」

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