「川崎フットボールアディクト」

【速報レポート】J1 第25節 C大阪vs川崎 後半にも追加点を与え、最後は競り負け。

■試合開始直後の失点を阿部浩之が取り返す。1-1で後半へ
試合開始直後にCKから失点。
暗雲が垂れ込めるが、そこから分厚くボールを握り攻め立てる。
思い切りよくクロスを使う展開の中、タテパスを織り交ぜてC大阪を揺さぶる。
この時間帯の攻勢を13分の阿部浩之の同点ゴールにつなげたのはさすが。家長昭博からのクロスのこぼれ球を蹴り込んだもので、練習の成果が出せた形。
前半20分ごろまではハーフコートゲームになったが、それ以降はC大阪に盛り返された。
ただしC大阪からはそれほど怖さのある攻撃を作らせておらず、よくガマンして試合を進めた。
開始直後の失点を考えれば、前半1-1は悪くない。

なお1失点目の判定については、副審がゴール直後の判断を保留しており、主審との協議でゴールを認める流れは正当かと思われる。

■後半の1失点を跳ね返せず
後半開始直後の50分にC大阪はブルーノ・メンデスに代わり鈴木幸司を投入すると、出場から4分後にその鈴木が勝ち越し弾を決める。1点を追いかけるフロンターレだが、C大阪の堅守を跳ね返せず。長谷川竜也、レアンドロ・ダミアン、脇坂泰斗と攻撃的な選手を投入するがこの1点を挽回できず。

中からの崩しを意図した前半の守田の攻撃参加や、途中交代出場の脇坂の突破など、可能性を感じる形は作れていたが、どうしても攻撃がクロスに偏っていたのは否めず。

最後まで1点を追いつけないまま、1-2の敗戦となった。

(取材・文/江藤高志)

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