「川崎フットボールアディクト」

粘り強く勝利。リーグ戦今季初得点の田中碧、2点目のマギーニョと伏兵がチームを救う/J1 J1 第30節 川崎vs広島【レポート】

J1 第30節
11月2日(土)(15:05KICKOFF/等々力/23,910人)
川崎 2 – 1 広島

■田中碧の先制弾

田中碧のシュートが均衡を破る。

「たまたまです」と苦笑いする田中はU22ブラジル遠征を引き合いに「ブラジル戦もそうですが、全部相手に当たってるので」と謙遜。確かにこの得点に偶然の要素はあるが、ポストを直撃させたからの得点で必要以上に謙遜することはないのも確か。

その田中は、ミドルシュートの意識についてブラジル遠征時のブラジル戦以前は「入るとは思ってない人間だったので、打つことに対して抵抗」があったのだと話す。すなわち「自分たちのボールを捨てると考えてた」のだとのこと。ところが「ブラジル戦でたまたま決めてからは、比較的考え方が変わった」と話す。

毎試合決めるというわけではないと話しつつ「少しスペースがあったら打つというのもありなのかなと、自分の中で考えが変わった」のだという。そうやって柔軟に考えを変えらえるのは若者の特権だ。田中が思い切りよく振り抜いた右足が、21分の先制点につながる。

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