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中村憲剛「シーズンを棒に振るタイミングではなくて、それは不幸中の幸いだったかなと」【麻生レポート】

誕生日を祝おうと駆けつけたサポーターにサインする中村憲剛(10月31日撮影)。

中村憲剛が自身のブログを更新。広島戦の負傷について「前十字靭帯の損傷でした」と明かしている。この件について広島戦翌日の3日に麻生にて憲剛自身が取材に応じた。

歩いて出てきた憲剛は「痛いんですが、どうしようもないというレベルでもないので」と話すと、今後の治療方針について「このあと詳細を病院の先生と詰めて。手術することになると思います」と語った。

通常膝の負傷の場合、患部の腫れが引くのを待って手術に入ることになる。全治がわかるのはその後だということを踏まえ「まだ入り口にも立ってないので。長いもなにも全く予想が付かないし、色々あるなぁ、とは思いますが」と今後に目を向けた。

なお、負傷直後に自らバツを出していたのは「できないと思いました。できる状態じゃなかった、音もすごくて、変な方に曲がってしまって」いたから。逆にいうと負傷直後にはある程度の覚悟はできていたと話す。

「意外と覚悟してたので。そうで(大ケガで)なければいいなと思う程度で実際に言われた時は仕方ないなと。意外と落ち込んではいますが、仕方ないなと。むしろ、シーズンはじめで、シーズンを棒に振るタイミングではなくて、それは不幸中の幸いだったかなと」と話している。

ただ、それでも一縷の望みを持っていたようで「起きて痛くなかったら良いのにな、と思いましたが、痛かったです。夢じゃなかったです。現実でした」と今朝の出来事を振り返っていた。

なお、負傷につながるプレーについては恨み節はなし。

「自分の判断したプレーで後悔はしてないですし、やっちゃったものは仕方ない」

ルヴァンカップ決勝の激闘と誕生日。そして大ケガと思いがけず濃密な一週間を過ごすことになったが、最後のケガに対し「たぶんそれにも意味があるんだろうなと。逆にこのケガを乗り越えた時は、サッカー人生の(出来事を)ほぼコンプリートしてるんじゃないかと」と前を向いていた。

なお、同じ膝のケガの先輩で、盟友でもある田坂祐介からは「治るから、焦っちゃダメだよ」とアドバイスを受け「ありがたかったです」と感謝。「復帰した先に繋げられるように、頑張るというか、日々を過ごしたい。頑張りすぎるとどこかでパンクすると思うので」とこれから始まるリハビリの日々を展望する憲剛だった。

取材中、言葉を無くした取材陣が沈黙することがあったが「こういうのが嫌なんですよ、明るく、も変だけど(笑)」と苦笑い。鎮痛な雰囲気を嫌う憲剛は、チームメイトにも気を使わせたくないと話していて人柄が伺えた。

一般的に前十字靭帯の手術は長引く。長期離脱は避けられないが、田坂のアドバイスに従い、焦らず復帰を目指してほしいと思う。

(取材・文・写真/江藤高志)

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