「川崎フットボールアディクト」

中村憲剛離脱後の初戦で貴重な勝利。ターンオーバーの浦和を敵地で下す/J1 J1 第32節 浦和vs川崎【レポート】

J1 第32節
11月5日(火)(18:34KICKOFF/埼スタ/21,817人)
浦和 0 – 2 川崎

■マーカーの特徴を把握していた脇坂泰斗

長期離脱となる中村憲剛不在の初戦。試合前の谷口彰悟の「憲剛さんの分までというのは誰しも思ってることだと思いますし、そういう気持ちのあふれるゲームにしたい。憲剛さんが安心して治療に専念できるように、ゲームをやりたいと思います」という言葉はチームの共通認識になっていたはず。

選手入場時には、フロンターレのゴール裏に14の数字が入ったビッグフラッグが掲出され、浦和戦がキックオフされた。

中2日の厳しい日程ではあったが、出場停止明けの家長昭博、谷口彰悟、車屋紳太郎の3選手に加え、ケガから復帰の守田英正、清水戦の負傷後初先発の齋藤学、前節ベンチスタートのレアンドロ・ダミアンが先発することで、フィールドプレーヤーのうち半数がフレッシュな状態で臨めたのはチームにとってプラス。

対する浦和は、ACL決勝初戦に備えターンオーバーして試合に臨んできた。まだJ1残留を決めてはいないが、割り切った采配にアジアへの本気度が伺えた。有り体に言ってBチームの浦和だったが、戦い方自体は勇敢で、最終ラインを努めて高く維持し、全体をコンパクトにするという対フロンターレの定番の試合運びを見せる。

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