「川崎フットボールアディクト」

タイトな守備に苦しめられつつも終盤逆転/練習試合・仙台大学戦【麻生レポート】


仙台大学との練習試合が11月22日に、麻生グラウンドで行われた。冷たい雨が降る悪コンディションの中、45分3本の形式で行われた。

1本目は小林悠のシュートがポストを叩く場面などはあったが、決めきれず。逆に仙台大学のサイドからの攻撃などで翻弄され2失点。0−2で終わる。

続く2本目は立ち上がりに2得点。1失点は喫するも2−1で終わっている。

最後の3本目は、立ち上がりにテンポよく2得点すると、終盤にも2点を加え4−0に。特に36分に決まった長谷川竜也の得点は、ドリブルから決めたファインゴールだった。

この3本目は奈良竜樹、ジェジエウのCBコンビが無失点で試合を締めており、4−0で終了した。

3本の合計スコアは6−3だった。


1本目と、2本目の途中24分ごろまで出場した谷口彰悟は試合を振り返り「こういうゲームの予定ではなかったですし、今日も含めて本番に向けて監督からはかなり言われました。良くはなかったですが、そこから修正できるものはあると思うので。そこはいい意味で、ポジティブに捉えながらやるしかないと思います」と反省の言葉を口にしつつ、リーグ戦の残り2試合に視線を向けていた。


谷口と同時間出場し2本目に1点を決めた小林悠は、1本目の結果について「(寒さや練習試合だからといって)仕方ないことないと思います」と一刀両断すると「あんな失点してはダメだと思いますし、攻撃の部分で良さを出せてなくて」と言葉を続けた。

なお、1本目については仙台大学の内容の良さに面食らった部分もあったという。

「相手のスライドが良くて、コンパクトですごくいいチームだったなと思いました。前に居ますが、足元でも受けられなかったですし、難しいなと思いました」

ただ、それにしても「大学生にあれだけやられたら、ダメだと思いました。2本目からは少し良くなりましたが1本目はひどかったですね」と反省していた。


一方、3本目に出場した齋藤学は調整が順調に進んでいる様子。フル出場した浦和戦のダメージが蓄積しており別メニュー調整が続いていたが、21日から全体合流。状態は上向きのようだ。その齋藤はマギーニョが上がるスペースのことを考え、中央にポジションを取るなど工夫した動きを見せていた。浦和戦以来の対外試合となった45分の出場を終えて「ここからの2連休でもう少し良くなるだろうし、来週からはしっかりサッカーできれば」と次を見据えていた。

(取材・文・写真/江藤高志)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ