「川崎フットボールアディクト」

知念慶にとっての2019年と克服すべき課題【コラム】

■文句なしの序盤

大分への期限付き移籍が発表された知念慶にとって、2019年シーズンはどんな一年だったのか。

シーズン序盤から試合には絡んでいた知念が先発に定着するのはリーグ戦第3節の横浜FM戦のこと。小林悠のケガもあったが、ここからコンスタントに出場記録を伸ばすと、第5節の松本戦でシーズン初ゴールをマーク。この松本戦の直後、知念はコンディションの良さを口にしていた。

「今、コンディションいいですし、試合終わってフルで出てても疲れもそんなに残ってなくて。いままでこういう感じのコンディションがいい状態がなかったので。試合に出るとどこか体きつなと思ったりとかありましたが、だいぶ試合慣れもして、次もやれそうな気しかしないので。ここから連戦で試合がどんどんあるので。少しでも多く結果を残して、という気持ちが凄くあります」

相手のラインコントロールに合わせて上下動を繰り返し、守備スイッチを入れるべくスプリントを入れても足がつることはなかった。そうした状態の良さを実感している頃で、本気度は別にして、A代表入りについての質問が普通に出るような時期だった。

そんな知念のコンディションの良さは結果として残っている。わかりやすいのが連続ゴールだった。松本戦に続く第6節のC大阪戦を前に知念は「(連続ゴールは)意識しますね。連続で取ったほうが勢いづくと思うので。(プロ入り後)まだ連続では取ってないので。狙っていきたいです」と話していた。連続ゴールが未知の領域だった知念は、結局C大阪を皮切りに、鳥栖戦、湘南戦と連続得点。プロ初の連続ゴールを4試合にまで伸ばしていた。

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