「川崎フットボールアディクト」

onlineフロンパーク開催に向け、テストイベントに参加【ニュース】

フロンターレがネット空間を活用した交流の仕組みづくりを進めている。コンセプトはオンラインでのフロンパーク。

5月23日の本稼働に向け、5月16日に行われたテストイベントに参加させてもらった。これは基本的にRemoというWebサービスを利用したもの。テストには中村憲剛と安藤駿介の2選手が参加しており、彼らが待つ部屋に誰でも気軽に入れて面食らうほどだった。

両選手の部屋を訪問させてもらったが気軽に話しかけることができるため、今後選手が参加した場合はサポーターには嬉しいサービスになりそう。個人的には中村憲剛にリフティングのアドバイスをもらえたのがありがたかった。

課題があるとすれば、同時に入室できる人数が6人と少数になる点。選手本人を除くと5人しか入れないということで、今後の課題になりそう。今回のテストイベントでは、選手部屋には5分程度の滞在で入れ替わるとのルールが示されていた。

サポーター同士の交流という意味ではこの仕組みはかなりの効果をもたらしそう。実際に久しぶりに出会えた友人とは楽しく会話できた。

また、気になったのが参加のための環境整備のハードルが高いということ。現状、スマートフォンとタブレットでは参加できないとのこと。ネット環境も必要で、万人が使えるシステムではないことには留意が必要だ。Remo自体が英語環境で、ログインは少しの難しさがある。利用可能なブラウザもGoogle chromeのみとなっており、ITに疎い方の参加は大変そうだ。

最初は使い勝手がわからずに悩むところもあるだろうが、これは実際に利用するのが一番であろう。ログイン直後に初めての方と同室になった時の気まずさはあるが、これも慣れてしまえば問題はない。

フロンターレとしてはこの仕掛けの中にスポンサーやグッズショップ、スタジアムグルメなどのショップを展開させ、リアルなお金を回して行くことも想定しているようで、今後の先行きを見守りたいところ。

なお23日の本稼働について、参加要項は後日クラブから出されるとのこと。サポーターの皆さんは今しばらくお待ちいただければと思う。

(取材・文・写真/江藤高志)

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