「川崎フットボールアディクト」

PCR検査結果は近日中に公表へ。リモートマッチ中の横断幕掲出は無しで決着。第10回臨時実行委員会後のWeb会見【ニュース】

6月22日午後、第10回臨時実行委員会が行われた。
午前のNPB、Jリーグ共同の第10回新型コロナウイルス対策連絡会議と同様、委員会後にWeb会見が実施された。

会見の冒頭、村井満チェアマンは、実行委員会では2回に渡り審議してきた10個以上の項目があり、それを明日23日に行われる理事会で諮ると発言。具体的にリリースできる内容のものについては明日の発表になるとのことだった。

Jリーグでは、先週末の金土日(19、20、21)に選手や関係者を対象としたPCR検査を実施。現在分析中だとのこと。総数は3400ほどに上ったとのことだった。一つの週末でこれだけの数が一気に実施されたのは初めてではないかとのことで、検査の過程で改善ポイントがあぶり出されたという。ちなみに検体の一部に量的に足りていないものがあったようで、再検査が必要という事例もあったようだ。これらは検体を取り直し、再検査を行っているようで27日のJ2、J3の再開、開幕には間に合わせるとのことだった。また検査結果については、まとめて公表されるとのことだ。

なお各クラブともPCR検査の検体採取の実務を行ったことになるのだが、その件に関して各クラブからの意見などは特になかったとのこと。検体採取自体は円滑に行われているようだ。

リモートマッチの開催に関連して、浦和から横断幕の掲出について意見が出ていたが、こちらについては掲出なしの方向で意見の統一ができたとのこと。

56クラブもあると、意見が分かれることも少なからずあるようだが、村井チェアマンは「議論百出は結構。でも決まったことは小異を捨てて大同につくようしてほしい」と説明したと発言。ちなみにリモートマッチ中の横断幕掲出は各クラブの主要な議論の対象であるのは間違いなく、運営会議では3回に渡っての議論になったという。ちなみに村井チェアマンは「サポーターの思いを受け止められないか」と意見した場面もあったようだ。ただし、リモートマッチ開催に際し運営サイドの負荷はかなりのものがあり「4ヶ月の空白の中、70ページにもおよぶプロトコルを実行する運営は、悲鳴」だと村井チェアマン。ここに横断幕を受け入れた場合の現場の疲弊は並大抵のことではない、ということで今回は一律の禁止となったようだ。

(取材・文・写真/江藤高志)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ