「川崎フットボールアディクト」

手負いの大分に対し油断は禁物。ホームで勝利し、連勝記録を伸ばしたい/J1 第9節 川崎vs大分【プレビュー】

リーグ戦におけるクラブ連勝記録を更新中のフロンターレは今節ホームに大分を迎える。4連敗中の相手ではあるが、油断は禁物だ。そんな大分戦を前に以下の点について論じていく。

ポイント1「まずはコンディションから」
ポイント2「スタメン予想」
ポイント3「3バックの大分」

■ポイント1「まずはコンディションから」
ルヴァンカップ鹿島戦から中2日での試合ということで、準備のための時間が圧倒的に不足している。報道陣に公開された6日の練習は、クールダウンに費やされ戦術的なメニューは組まれず。もちろん試合前日の7日に、セットプレーを含めた大分対策が練習されるのだろうが、時間不足感は否めない。この点について鬼木達監督は6日のWeb会見で次のように述べている。

「(大分については)まだしっかり分析しきれてないです」

ただ、大分戦に臨む際の優先順位は別にあるとも話す。

「自分たちのコンディション、状態を把握した上で挑みたいと思ってます」

さらに現状アウェイに行けないサポーターのことを念頭に、等々力でいい試合を見せたいと意気込んでいた。

「ホームですので、色々ないい姿、ゴールを多く取れるような形で進めていければと思ってます」

そのフロンターレが今節ホームに迎える大分は、現在リーグ戦4連敗中かつ、5戦連続未勝利と結果が出ていない。リーグ戦再開初戦こそ無失点試合で勝利したが、その後3節から連続失点中。特に4連敗中の現在は5節のG大阪戦での2失点を皮切りに複数失点を続けている。6節の名古屋戦で3失点すると7節清水戦、前節の8節鹿島戦と2試合連続4失点と守備が崩壊気味だ。

昨季34試合35失点の守備を武器に9位でシーズンを終えた大分だったが、今季はここまで守備が安定していない。8試合16失点と昨季の倍のペースで失点を続けているのだ。ただ失点の内容を振り返ると原因がはっきりしたものが多く対策は取りやすそうだとも言える。

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