「川崎フットボールアディクト」

三笘薫2得点。敵地で2失点もドロー決着でGS勝ち上がりを決める。対応力とベンチワークが光る/ルヴァン杯GS第3節 名古屋戦【レポート】

ルヴァン杯GS第3節
8月12日(水)(19:03KICKOFF/パロ瑞穂/4,858人)
名古屋 2 – 2 川崎

■らしくない立ち上がり
鬼木達監督にしても谷口彰悟にしてもこの名古屋戦に向け「勝ちに行く」とは話していた。ただその言葉に100%の真実性を感じていたかというと、そうでもなかった。

「とは言え」というやつだ。引き分けOKの試合なのだから、引き分け前提のぬるさが垣間見えて不思議ではないと、思っていた。だから開始早々の名古屋のアタックに驚かされた。

相馬勇紀に喫した前半1分の失点は不運なものだったが、それにしても、である。ホームで1点をリードした名古屋はペースを緩めるどころか、追加点を狙いフロンターレを押し込んできた。

ガブリエル・シャビエルとボランチでコンビを組んだ稲垣祥の守備は厳しかった。運動量豊富にピッチを動き回り、フロンターレのボールホルダーに次々とプレスを掛けていく。いつもと変わらないパスワークで局面の打開を狙うフロンターレではあったが、それを制限しようとする稲垣の高い守備力により、フロンターレのパスワークは分断されていた。いつものようなプレーが出せなかった。

ただそれでもフロンターレは6分に三笘薫が同点ゴールを決める。

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