旗手怜央の一発でがチームを救う。一時は逆転を許す劣勢もドロー決着で連敗を回避/J1 第24節 神戸vs川崎【レポート】
J1 第24節
8月26日(水)(19:03KICKOFF/ノエスタ/3,453人)
神戸 2 – 2 川崎
■旗手怜央、同点ゴール
本当に嬉しかったのだろう。
1点を追いかける後半75分。三笘薫からのパスを受けた旗手怜央は、胸トラップしたボールをボレーで強振。これが神戸ゴールに突き刺さった。試合を振り出しに戻したことはもちろん、リーグ戦での初ゴールがガッツポーズの喜びになっていた。
その旗手は7月24日に行われたWeb取材において三笘とのリーグ戦初ゴール競争について聞かれ、簡潔に答えている。
「はい、早くとりたいです。薫よりは」
この取材の2日後に行われた湘南戦で、三笘がリーグ戦初ゴール。その後も着々と得点を重ね、5点にまで得点記録を伸ばしている。
これは余談になるが、初ゴールをめぐる競争について8月3日に行われたルヴァンカップ鹿島戦前のweb取材で聞かれた三笘は次のように答えている。
「レオとは大学時代からずっとやってきて、ライバルというか、常に刺激し合ってきた仲なので。練習でもそうですし、レオがスタートで出れば、悔しいですし、ぼくが決めればあいつも悔しがっていると思いますし、そういう関係なので。よりお互いに刺激し合っていい循環になってるのかなと感じてますけど、ぼくとレオが一緒に出たほうが、もっといいプレーができると感じているので。それができるかわからないですが、常にそれは一緒にプレーしてみたいなという気持ちはありますし、ぼくにしかないものがあれば、彼にしかないものもあるので。それをうまくお互いに活かしつつ、チームで活かして行ければ、力になるかなと思います」
そう語っていた三笘から遅れること約1ヶ月。旗手にもようやくリーグ初得点が生まれた。アシストは三笘で、そこにどんな思いがあるのかを聞いてみると意外な答えが帰ってきた。
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