「川崎フットボールアディクト」

良い守備をベースに、攻撃のバランスを取りたい。チームに疲れは残るだけに選手起用にも注目/J1 第13節 川崎vs清水【プレビュー】

コンディション面で、フロンターレは圧倒的に不利だ。

フロンターレが23日の名古屋と26日の神戸のアウェイ2連戦を中2日で消化し、さらに中2日で29日のこの清水戦を戦うのに対し、清水は22日にホームで横浜FC戦を戦った後中6日でこのフロンターレ戦を戦うことになる。明らかにコンディションの違う両チームの対戦は、どんな試合展開になるのだろうか。以下の点について考察する。

ポイント1「良い守備」
ポイント2「武器を磨いてきた清水」
ポイント3「メンバーの入れ替えは?」

■ポイント1「良い守備」
神戸戦のプレビューの中で、鬼木達監督の得点への貪欲さを紹介した。無得点で敗れた名古屋戦を反省した上での発言で、神戸戦でどの程度修正できているのかが試合を見る上でのポイントだった。その神戸戦は結果的に2−2のドロー決着。2点は取れたが、神戸を相手に難しい試合展開を強いられており、決してフロンターレらしいサッカーではなかった。

この点について、1分け1敗のアウェイ2連戦を振り返り、鬼木監督は次のように述べている。相手の攻撃を受けすぎていたのではないか、との質問に対しての回答だ。

「受け過ぎたということはないが、結果的にそうなっているので。そこは修正しないといけないかなと思ってます。ただ、当然ガマン強く戦わないといけない時間はあるので。それが長すぎると、神戸の前半のような形になってしまう。そこはしっかり自分たちから、どこまではガマンしてもいいけど、ここからはだめという線引みたいなものはしていきたいと思います」

この線引というものが具体的に何を示すのかまでは聞けなかったが、守備における指針のようなものが示されたということになる。それが最終ラインの高さなのか。枚数の掛け方なのかはわからないが、1日しかない準備期間でどこまで仕上げられたのか。見てみたいところ。

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