「川崎フットボールアディクト」

宮代大聖の決勝弾でフロンターレが勝利。苦しい試合展開の中、勝てる強さを示した/J1 第15節 川崎vs神戸【レポート】

J1 第15節
9月9日(水)(18:33KICKOFF/等々力/4,778人)
川崎 3 – 2 神戸

■宮代大聖、大仕事をやってのける
宮代大聖が、期待に応えた。

期待されてピッチに送り出され、鮮やかなカウンターをゴールで完結させた。

「いいカウンターで、いい位置でボールを取って、ヤスくん(脇坂泰斗)がうまく抜け出して。最後は優しいパスをくれたので。流し込むだけだったので。走り続けてよかったかなと思います」

アカデミーの先輩、脇坂泰斗からのパスに感謝する宮代にとって、これは等々力での初得点で、さらにはJ1初得点でもあった。記念すべき得点がチームを勝利に導く決勝ゴールとなったのだから嬉しさはひとしおだった。

「素直に嬉しいですし、この等々力で点を決めれて、チームの勝利に貢献できたのは自分にとってはすごい嬉しいことです」

その宮代を、期待を込めてピッチに送り出したのは鬼木達監督だった。

「マリノス戦でメンバー外でしたが、(練習で)見ていてもいいプレーが続いてた。気持ちも入っていたので、いけるだろうと思いました」

試合は、前半8分にPKで先制しながらもこのリードを守りきれず。前半23分に古橋亨梧に同点ゴールを決められると、後半59分には藤本憲明に逆転ゴールを許す難しい展開に。

ベンチスタートの宮代が投入されたのは、2失点目を喫した7分後。勝負をかけた3枚替えのうちの一人としてだった。フロンターレにとって勝利のためにはもう2点が必要で、宮代はセンターフォワードとして、ゴールを奪うべくピッチに立っていた。

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