大久保嘉人に見る、ベテランの味わい方(J論)

「川崎フットボールアディクト」

攻撃的なスタイルへの強烈な自負。リーグを圧倒するのはフロンターレの義務【コラム】

先日のC大阪戦の試合後、Jリーグは事実上フロンターレの優勝で決まったね、というような言い方をされ始めている。サッカーファンの間からはJ1よりも大混戦のJ2の方がおもしろい、という話も出てきた。

リーグ戦の醍醐味の一つが上位チーム同士の対戦による勝ち点の奪い合いと、それに伴うデッドヒートにあるのは間違いないが、今季のJ1は首位フロンターレが独走。2試合消化試合数の多い2位のFC東京との勝ち点が12差で、消化試合数が同一の3位C大阪とは14差が付いている。そういう意味では優勝争いの興味が失われているのは事実だ。

そんな中、鬼木達監督は10月5日の取材の中でJリーグを盛り上げるのは自分たちサッカーだとの自負を口にしている。

「Jリーグを盛り上げる意味でも自分たちでなくてはいけないという思いがあって」

かなり強い言葉だが、その真意を鬼木監督は次のように述べている。

「今選手たちが頑張って点取ってる姿だと思うんですよね。やっぱりサッカーの魅力を伝えるのはそこだと思って今一生懸命に選手と取り組んでいるので。優勝を目指しながらまた、得点を増やすところに重きを置いてやりたいなと思います」

目まぐるしい順位変動のおもしろさは事実だが、サッカーのおもしろさの根源は得点だとの信念が鬼木監督のこの言葉にはある。その鬼木監督に率いられた今季のフロンターレは、1試合3得点の目標に対し、21試合で62得点もの数字を残し、リーグを牽引している。

そんな鬼木監督は7月8日のFC東京戦後の取材時には「1日でもはやく首位に立って、戦っていく。Jを引っ張る」と発言していたが、取材データを遡ると1月9日の必勝祈願後の取材の場ですでに同様の言葉を口にしていた。

4年連続のタイトルへの意気込みを問われた鬼木監督は「Jリーグをリードできるような戦いをしたいですし、プラス、自分たちはプロスポーツに関わっているので。とにかく見てる人に喜んでもらえるような楽しいサッカーをしたいと思います」と述べていた。

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