「川崎フットボールアディクト」

ミスを生かしたFC東京と、守られたフロンターレ。連覇の夢は準決勝で潰える/ルヴァン杯準決勝 FC東京戦【レポート】

ルヴァン杯準決勝
10月7日(水)(19:03KICKOFF/等々力/6,635人)
川崎 0 – 2 FC東京

■痛恨の先制点
決勝進出を決めた試合後、長谷川健太監督は「川崎にああいう形で持たれるのは仕方ないという風に思ってました」と説明。その上で「奪ったあとが勝負」なのだと考えていたと明かした。また、やられていた印象があるという飲水タイムまでの時間帯で「しっかりとゲームを運ぶことができれば、我々にもチャンスあるのかなという風に思ってました」と述べている。そしてその言葉通りフロンターレの猛攻をしのぎつつ前半14分に先制点を手にした。このクラスの試合になるとミスが命取りになるものだが、ミスが連続した結果のゴールだった。

それまでの時間帯のフロンターレの試合運びは、危なげないように見えていた。思い切ってゴール前で人数をかけるFC東京の守備の前に、決定的なチャンスこそ作れないまでも分厚く攻める時間帯が続いていた。

13分には左サイドで起点を作ると、脇坂泰斗、家長昭博とつないぎ、最後はレアンドロ・ダミアンに前を向いた形でボールを預けていた。ダミアンはこれをダイレクトで狙ったがFC東京守備陣の出足の鋭い寄せで体に当てられ、林彰洋がキャッチ。ここからの反撃で、永井謙佑を使われてしまった。

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